漏斗胸



2010年3月16日

漏斗胸(ろうときょう)とは,胸の真ん中のちょうど鳩尾(みぞおち)部分が陷凹(かんおう)している症状のことで,患部が漏斗の形に似ているところから名づけられました.生まれたときから陷凹している子もいれば,後天的に徐々に陷凹してくる子もいます.
漏斗胸は,約1000人に1人の割合で起こり,男の子に多いと言われています.前胸部の肋軟骨の成長のアンバランスにより両方から押されように変形し,真ん中の胸骨が陥没して漏斗胸になると考えられています.また,遺伝的要素があるとも言われています.
胸部が眼で見て分かるほどに陷凹(かんおう)している漏斗胸ですが,障害や疾患,機能的な問題はとくにないと言われます.ただし,心臓の位置がずれるため肺が圧迫される状態になります.このため風邪を引くと肺炎になりやすい傾向性がありますが,病的な緊急問題はありません.
漏斗胸(ろうときょう)のために手術をする人は,美容上の理由が多いようです.しかし,本人が意識しないのであれば,手術の必要性はないとも言われます.手術により胸部に傷跡が残る場合もあります.このため,本当に手術が必要か,アドバイスを受けることも大切です.



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