漏斗胸



2010年9月4日

漏斗胸(ろうときょう)とは,胸の真ん中のちょうど鳩尾(みぞおち)部分が陷凹(かんおう)している症状のことで,患部が漏斗の形に似ているところから名づけられました.生まれたときから陷凹している子もいれば,後天的に徐々に陷凹してくる子もいます.
漏斗胸になりやすい人は,遺伝的な場合と,体型的な特徴がある場合とがあります.体型的には,胸部が薄く痩せ型の人,猫背のように姿勢が悪い人が起こりやすいと言われています.そして進行性のため,成長にともない少しずつ陥没が進んでいきます.
胸が陥没している漏斗胸の場合,病的に手術が必要となることはありません.胸部が陷凹(かんおう)している分,心臓の位置がずれ肺を圧迫し,多少呼吸しづらいという傾向はありますが緊急を要する症状ではありません.ただ,人によっては,風邪から肺炎になりやすいこともあります.
漏斗胸(ろうときょう)の手術をする場合は,小学校入学前がよいと言われています.年齢が進み体が大きくなると,胸や肋軟骨も大きくなり,手術も大きくなります.さらに,この年齢では手術も容易で,合併症も少なくなります.また,矯正効果もこの時期がよいと言われます.



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