
2010年9月4日
電子手帳の普及しだしたのはバブル景気の始め頃でした.それは,忙しい日本人のビジネスマンへ携帯の筆記用具やメモ帳の簡易性と形態性をそのままに,情報の増加と多様化への新たなビジネスツールとしてスタートしたものである最初は住所録で,名前と電話番号を記録,検索するだけの簡単なものだったのです.
初期のころの電子手帳から比べ,文字変換機能を付加したり,かな入力,漢字変換が出来る機能を搭載したりして,さらにその機能は益々進化したのです.その進化は外部メモリー採用や差し替えメモリーカードによる電子辞書,ゲーム,電車の乗り換え時刻表,翻訳辞書,さらには音声翻訳をも実現するまでに至っています.
この傾向は,バブル景気へ移行しようとする日本経済を反映し,重厚長大の価値観から短小軽薄の流行言葉を生み出すほど多くのユーザーに受けれられました.また,この市場を支えたメーカー各社のLSI技術合戦に拍車をかけ日本経済の発展特にコンピュータ技術の向上にも大きく貢献したのです.
電子手帳と携帯電話区別がつかないほど機能は進化し続けて,今では超小型のPDAは携帯電話の機能まで備わっています.一方,これらの電子手帳や携帯電話の双璧がいまだ健在な事を忘れていけません.それはシステム手帳です.モバイル技術が進んでも文字文化の日本においては手書き文章の暖かさ,人の温もりを尊ぶ習慣はこれからも変らずにあるのです.システム手帳の市場が好調であることがその証であるように.

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