
2009年7月4日
斜視には手術が必要になる場合があります.斜視が及ぼす影響は,黒目の位置に異常があるという外見的なものだけではないのです.生まれつきや生後すぐに症状が発見された場合は,両眼で見たものを統合する脳機能の発達に悪影響を及ぼすため,たいていの場合は3歳くらいまでに手術を行うことも多いようです.
斜視の中で患者も手術も最も多いのが「内斜視」といわれています.内斜視は比較的子供のうちに起こることが多い症状で,眼球が顔の内側に寄るというものです.内斜視の中でも,焦点を合わせることに関係しているかどうかで調節性と非調節性の2種類にわかれ,治療方法も予防方法も異なります.
斜視は手術のほかにも矯正用具を用いて治療を行うこともあります.例えばコンタクトレンズやメガネ,アイパッチなどを使い,目の位置のずれ,両眼で物を見る機能などを回復させます.ただし治療法は斜視の種類や程度,年齢などにもよりますので,医師の適切な判断を仰ぎましょう.
斜視手術は,目に繋がっている筋肉の位置をずらしたり,筋肉の力を調節することにより行われます.手術自体は30分程度で済むことが多いですが,全身麻酔などの関係もあり,数日間入院する場合があります.また,手術後,視力や機能回復のために,何度か手術を繰り返すこともあります.

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