扁桃腺炎
扁桃腺とは,喉の奥にあるリンパ組織を言います.医学用語としては正しくは扁桃と言います.扁桃には,口蓋扁桃(こうがいへんとう),舌扁桃(ぜつへんとう),咽頭扁桃(いんとうへんとう=アデノイド),耳管扁桃(じかんへんとう)などがありますが,我々が一般扁桃腺と呼んでいるのは,口蓋扁桃のことなのです.
扁桃腺炎には,急性扁桃線炎と慢性扁桃線炎があります.扁桃腺炎は,細菌感染による腫れで,扁桃腺が赤く腫れ,表面に膿がついた状態になります.急性扁桃腺炎はさらに奥にある扁桃腺に炎症の腫れが及ぶと扁桃腺周囲炎となります.扁桃腺周囲炎の状態で膿がたまると扁桃腺周囲膿瘍になりかなり腫れます.
扁桃炎は,口蓋扁桃に炎症が起こり,扁桃は赤く腫れ上がり,時には白苔といって白いコケの様なものが付着します.症状は発熱,寒気,喉の痛み,頚部リンパ節腫張(首のリンパ節が腫れる),(中耳炎が併発すれば)耳痛,関節痛などが主です.
治療には,ペニシリン系の抗生物質が使用される事が多くなります.一年に4回以上扁桃腺を腫らす「習慣性扁桃炎」のような場合,医者には手術をすすめられることがあります.扁桃腺が大きい子供の場合はアデノイドが同時に大きく,さらに滲出性中耳炎を合併していることが多いので,手術でアデノイドも同時にとることになります.扁桃腺をとるとほとんどの子供が元気になり,食事がすすむようになり,風邪をひきにくくなることが多くなります.耳鼻科の専門医に相談すると良いでしょう.
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更新日:2009/10/8 17:32:47









